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はじめまして

久々にブログを立ち上げ。
乳がんの告知を受けて、あれこれ書きたくなった。

10代の頃、
「きっとマーク・ボランのようにお迎えが来て30才まで生きられない。将来なんて考えない」と本気で思っていた。
気がついたら彼の去った30才もあっさり過ぎていた。
この年になり、両親より後ならいいか、くらいに思っていた。

ここにきて検診で2cm強のしこりが見つかる。
紹介状をいただいて検査。
エコーの検査で、「初診の方は、念のために別の者も診ますね」と声をかけらた。
次の技師さんはさらに広い範囲、首も丁寧に検査をした。きっとがんだろうと思った。

月一実家に泊まりに行く自分は、即、今週末泊まりに行くと母にメールを送った。
父に、なんか胸にしこりがあって病院に行った。と一言だけと伝えた。

後日、次はいつ通院?と母からメールが届く。
家族を連れてくるよう言われていない。
一人で結果を聞けないように思われるのは恥ずかしいから嫌!と返事をする。
数日後、どうしてもついて行ってはだめなの?と再度メールが届く。
先日突き放したことがなんとなく咎め、しぶしぶokの返事をする。
通院当日、両親揃って病院に来てしまった。あぁ、恥ずかしい。

告知。乳がんね、とあっさり受け入れ。悲しい気持ちすら起きなかった。
自分の横で結果を聞かされた年老いた両親がどう思ったかが、その表情から読み取れた。
親兄弟、自身もガンになった父は負い目に感じてないか。
自分と同じようにちょいちょい毎月悪さする子宮筋腫を持っていた母はどう思ったか。
あぁ、本当に親不孝だわって思った。

帰りに一緒にお店で昼ご飯をいただく。
特にあれこれと触れてこない。保険の話とか、職場に何か話してあるか、とか話をする。
両親は私の体を心配しているようだが、自分は大きな明太子が入ったお茶漬けをほおばりながら、がん治療っていくらかかるのかなぁとぼんやり考えていた。

真剣に今年から小遣いを投資するぞ!とこつこつ勉強をし、さぁ賭けるぞと思っていた矢先だったのだ。
投資を楽しみにネッスルゴールドブレンドの瓶に少しずつ貯めたお小遣いは、治療費に化けるのだ。牛角キムチの瓶に貯めた小銭も間違いなく化けるのだ。

楽しみを速効でくじかれたことは、病気の告知よりもはるかにモヤモヤした。
続く
タグ:乳がん
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